夫とギャンブルと茶トラと私

夫のギャンブル依存が発覚してから、私がギャン妻を卒業するまでの道のり

1回目の借金発覚②

前回の記事がこちら↓ 

 

sakura-3929.hatenablog.com

 

夫が寝ている間に、営業車のダッシュボードを探ると、消費者金融A社のキャッシュカードと明細書が出てきました。

 

私は消費者金融でお金を借りたことがないので、明細の見方がイマイチ分からない。

けど、どうやら90万円弱の借入金がある模様……。

 

ん~、なんかよくわからない。

浮気だと思って、その証拠を探したつもりで車の中を探ったら出てきたのは借金の明細書。

 

ひとまず、明細書とキャッシュカードはダッシュボードへもう一度しまって、夫が起きてくるのを待つことにしました。

 

ちなみに、当時我が家は家計の財布は別々にしていて、貯金は毎月決まった額を預かって、私が銀行に預けていました。

 

夫がいくら給料をもらっているのかも、貯金がいくらあるのかも知らなかったし、私の給料と、貯金についても教えてはいませんでした。

 

相手の貯金額を知ることよりも、自分の貯金額や給料を知られることが嫌だったんですよね。

 

一度結婚前に話をしたときは、「借金はないし貯金も多くはないけど人並みにはある」

 

と言われ、人並みの貯金っていくらなんだろうと思いつつも、あまり気にしていなかったのでした。

 

話を戻します。

 

本当は夫が寝ている間にスマホも見たかったのですが、見当たらない。スマホごと抱きかかえて寝ているようです。

 

くそぅ…(-"-)

 

この日は土曜日で、私も夫も休み。夕方から夫は飲み会のため外出の予定でした。

 

夫は起きてきてからも、いつもと変わる様子もなく、悪びれいている様子もなく、前日の夜から胃の痛みが続いている私は腹立たしさしか感じない。

 

お昼過ぎに、二人でソファに座っているとき、思い切って話を切り出すことにしました。

 

当時住んでいたアパートは1階の部屋だったので、ソファからは駐車場に止めてある夫の営業車が見えます。

 

私「ねぇねぇ、昨日のお偉いさんとの食事会も、あの営業車で行ったの?」

夫「そうだけど?」

私「じゃぁ、なんで昨日の夜、あの車が○○(ダーツバー)にあったの?」

夫「は?!ないない!!行ってないから!!」

私「いや、見たけど?行ってたよね?あったよ、あの車。○○に昨日見に行ったから。」

 

青くなる夫。

(実際は、もっとしつこく「行った」「行ってない」の押し問答が続いた)

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人間の表情が、あんなふうに青くなっていくのを見たのは初めてでした。

 

あぁ、この人は本当に私に嘘をついてやましいことをしていたのだな、ということを実感した瞬間でした。

 

我ながらバカだなとは思いますが、夫の表情が変わるまでは、夫のことを信じたい気持ちがありました。

 

今まで経験したことのない裏切りに、悲しくなった私は、

 

「猫連れて出ていくわ」

 

と言い放って自分の部屋にこもりました。

 

この発言には夫はびっくり仰天。そんなことで出ていくって?!って感じだったのかな。

 

部屋にこもってしばらくすると、ドアをノックしてくる夫。

 

無視しようかと思ったのですが、そこでようやく借金の話してなかった!と気づいたマヌケな私です……(*_ _)

 

ドアを開けると半泣き顔で立ち尽くす夫の姿がありました。

夫「ごめんなさい……」

私「あと、車見たら消費者金融の明細書があったけどあれ何?」

さらにさらに青くなる夫。

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そのあとのことは私もよく覚えていません。

 

ただ、夫はひどく動揺し、泣いていたような気がします。

 

夕方からの飲み会は、仕事がらみのものだったので参加していましたが、同席した元同僚によると、死にそうな顔でみんなから心配されていたそうです(笑)

 

いや、笑えない。

 

この時点でもまだ、夫がギャンブル依存症だなんて、私は気づいていませんでした。

 

この借金の言い訳については、次回↓につづく。

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