夫の小遣いを月2万円にしたら闇の部分が見えてきた
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夫の借金が発覚し、私が家計のやりくりをすることになりました。
夫が私に渡した2冊の通帳。残高にはマイナスがついています。
どちらも-10万円弱だったと思います。
それに加えて、消費者金融A社に約90万円の借入金。
夫を月2万円のお小遣い制にしてから数か月後には、通帳のマイナスはなくなりました。
借金の経験のない私には、毎月マイナスの残高が減っていくのを見るのが、ちょっとした楽しみでした。
ただ、お小遣い制にしてから、夫の態度は少しずつ変わっていきました
イライラしていることが多くなったのです。
当時、共働きだった我が家は、家事のほとんどを私がしていました。
夫は私に比べ、ずっと仕事の拘束時間が長かったからです。
ただ、毎週水曜日だけは、夫に洗濯をするようにお願いしていました。
お小遣い2万円制度にしたころから、洗濯をしてくれなくなりました。
家に帰る時間も遅くなりました。
ある水曜日、夫が帰ってくる気配がないので仕事から帰った私は食事の準備をしながら洗濯機を回しました。
私も仕事で疲れていたので、「週1回の洗濯ぐらいしてよ」と、怒りモードで洗濯ものを干しているところに、夫が帰宅。
「洗濯できなくてごめんね」
の一言を、ちょっとだけ期待した私がバカでした。
私「遅かったね。」
夫「本社からお偉いさんが来て、仕事終わりに居酒屋に連れていかれた。
自分は飲んでないけど、同じ営業所のOさんは飲まされたから、代行呼んで帰ってた」
私「そうなんだ、じゃぁ晩ごはん要らないね」
夫「いや、食べる」
は???????
夫「早く帰りたかったから、連れていかれた居酒屋でほとんど食事はしてないから」
ということで、私が用意していた夕食を普通に食べる夫。
不自然すぎる……。
ここでまたまた、私のセンサーが反応します。
次の日、不審に思った私は夫のいる営業所で事務をしているIさんにLINEで連絡を取りました。
(私は結婚前、夫と同じ会社で働いていたので、事務職員の連絡先は分かるのです)
私「夫が、昨日お偉いさんに居酒屋に連れていかれたって言ってるんだけど、
本当ですか?
Oさんは飲まされたから代行呼んで帰ったらしいんですけど……」
Iさん「昨日は、午前中にお偉いさん来たけど、午後には別の営業所に行ってたよ。
Oさんは自分の車で帰ってるよ」
という、案の定なお返事をいただきました(# ゚Д゚)コノヤロウ……
嘘をついてダーツバーに行かれたころから、夫には不信感しかありませんでした。
そして、この件の嘘も、いったい何を隠すための嘘なのかわからず、私はとても困惑したし、呆れました。
ただ家事をしたくないためについた嘘だとは、とうてい思えません。
これが、小遣い制にして見えてきた夫の闇です。
夫は普段、穏やかでとても優しい人です。
でもこの嘘をついた日の夫の表情は、見たことが無いような、無気力な表情でした。
4年近く前のことですが、この時の夫の表情は今でもよく覚えています。
私の知っている夫ではない、誰か別の人のようでした。
また、私が家計を管理するようになってから、夫の給料やボーナスの額を知りました。
そこで気づいたのは、きちんとやりくりをすれば、通帳の残高がマイナスになることもないし、もっと早いペースで借金は返せるはずだということです。
この人は今まで一体何をしていたんだろう。
本当に見つかりたくない借金なら、もっと真剣に返済をして私に見つかる前に完済できているはずなのに。
この嘘をきっかけに、私の夫に対する不信感は急激に増していきます。
借金返済のために、なんだか私一人が頑張っているようで、バカバカしくなってきました。そもそも私が作った借金でもないのに。
このころの私たちは、喧嘩をすると口を利かなくなり、1週間ぐらいしたころにどちらともなく話はじめ、気づけば元通り、という関係でした。
喧嘩の原因について、向き合ったり話し合ったりすることがありませんでした。
今思えば、2人とも精神的にとても未熟だったと思います。
相手が自分の思い通りにならないと、自分のイライラが収まるまで相手を無視する。
そんな感じです。
なので、この時も私は、夫と真剣に話をしようとしませんでした。
そもそも夫は、自分のついた嘘が、事務員さん経由で私に漏れていることを知りません。
私がとった行動は、夫を切り離すことでした。
・お小遣い制をやめること。
・二人で毎月出し合ってしていた貯金もやめること。
・今まで2人でした貯金のうち、夫の給料から出したものは夫の口座へ入れるので、夫が自分で管理すること。
・その貯金で、消費者金融の借入金は返せるはずなので、自分で振り込んで完済すること。
・どこへ遊びに行こうと、誰と出かけようと、お互いに今後一切干渉しないこと。
もう、結婚している意味もあんまりないですね。
この時は、もう離婚していいやと私も半分ヤケになっていました。
夫は驚いていましたが、自分の自由になるお金が増えたので、すんなり受け入れていた様子でした。
でも私はそれだけでは収まりませんでした。
離婚するにしても、どうしても確かめたいことがあったのです。
こんなに嘘をつくってことは、
やっぱり浮気なんじゃないか。
どうしても確かめたかったのです。
そこで、夫の車にGPSをつけることにしました。
女の執念って怖いですね……自分で当時の心境を思い出しながら身震いしますわ……
((((;゚Д゚))))ガクガク
↓こちらの記事へつづく