夫とギャンブルと茶トラと私

夫のギャンブル依存が発覚してから、私がギャン妻を卒業するまでの道のり

探偵再び

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夫のギャンブル依存症と借金が発覚したのが2014年。

 

2015年に入ってから夫が転職することになり、私たち夫婦は生まれ育った地元を離れ、県外に引っ越すことになりました。

 

夫の勤務開始が2月からだったので、ひとまず夫だけが1月末に引っ越し。

私は自分の仕事の引継ぎなどがあったので、3月末に後を追う形で夫の元へ行きました。

 

新生活にもすっかり慣れた2016年9月。

夫の新たな借金が発覚しました。

 

最初に怪しいなと思ったきっかけは、2016年4月ごろ。

夫がいないときに夫の部屋を掃除していたところ、本棚に無料のアルバイト情報誌があるのを発見しました。

 

もうそこから嫌な予感しかしない。

部屋じゅうくまなく探すとありとあらゆるところから、求人情報誌が出てきました。

 

転職をしてから夫の給料は大幅に下がりました。

また、私も引っ越しをした先では派遣社員になったので、ボーナスがなくなり、世帯年収はかなり下がりました。

 

夫のお小遣いも、毎月5万円だったのを、収入が下がったこともあり毎月3万円にすることにしました。

お弁当をもっていかないので、仕事中のご飯代と通勤に使っていた原付バイクのガソリン代込みです。

 

夫の部屋にあった求人誌をみて、

「私の誕生日プレゼントのために、こっそりバイトをしようとしてるのかしら……。」

なんて、一瞬のんきな考えが頭に浮かびましたが、夫の性格を考えると悲しいけれどその可能性はゼロです。

 

絶対に何かを隠している。

 

そう確信した私は、求人誌のことはとりあえず気づかないふりをして、夫の行動を注意深く見守ることにしました。

 

夫の新しい仕事は、出勤が15時、退勤が午前0時という、昼夜が逆転したような仕事です。(夜の街のお仕事ではありません)

 

一方私は、普通の事務職なので朝は7時半に家を出て、18時過ぎには帰ってきます。

 

私が寝ている間に夫が帰ってきて、夫が寝ている間に私が出ていく。

お互いが顔を合わせるのは週に2日か3日ほどの、すれ違いの生活でした。

 

それでも私は、夫がストレスフルなブラック企業から離れ、給料は安くても自分の好きな分野での仕事につけたことに満足していたし、私自身転職を余儀なくされたものの、引っ越し先は地元よりもずっと都会で活気があり、新しい職場でもやりがいを感じて働けていたので、お互いに楽しく生活できていると思っていました。

 

しかし、夫の部屋で求人誌を見つけてからは、毎日仕事から帰ったら夫の部屋をチェックする日々。

 

そのうち、日雇いで働いたと思われる給与明細と、私に隠れて作ったとみられる地方銀行の通帳が見つかりました。

 

通帳は、口座を開設した時の預け入れ1,000円の明細しか記録されておらず、今現在の残高がどうなっているかは分かりません。

 

近所にある支店へ行って、記帳すればすぐにわかりますが、夫に黙って記帳すると私が通帳の存在を知っていることを知られてしまいます。

 

何か他に手がかりを探せる場所はないか……。

 

一番最初に夫が嘘をついた時と同様に、このころの私は探偵さながら、日々頭をフル回転させていました。

 

この頭の回転を、ほかのことに役立てられていれば、今頃私はもっと出世できてるんじゃないだろうか(泣)

 

そして、思い立ったのが、夫が毎日通勤に使っている原付バイクです。

 

夫が私に何かを隠すことのできる確実な場所。

 

原付バイクの、シート下の収納を確認しようと思いついたのです。

 

私はバイクに乗ったことがないので、まずは夫の乗っているバイクの車種を確認し、ネットでシートカバーの開け方を調べました(笑)。

 

夫も、自分の知らないところで、まさか嫁がここまで執念深く調べているとは思わなかったと思います。

 

夫が寝ている間に、玄関に置いているバイクのカギをもってアパートの駐輪場へ。

 

慣れない手つきでバイクをいじっていると、同じアパートの住人に怪しげ見られましたが、そんなことを気にしている場合ではありません。

 

どうにかシートカバーを開けると、中には地方銀行の通帳と、見覚えのあるキャッシュカードが出てきました。

 

そのカードは、地方銀行のキャッシュカードではなく、まぎれもなく消費者金融のキャッシュカードだったのです。

 

この件の続きは、また次回のブログに書きます。

 

夫が転職したのは、以前の職場が典型的な一族経営でかなりブラック気質な会社だったからです。

 

実は私も結婚前は同じ会社で働いていたので、夫のストレスは痛いほどよくわかりました。

 

しかも、外回り営業をしていた夫は、同僚からよく仕事中にパチンコ屋へ誘われることがあったそうです。

 

その会社では、成績さえ出していれば上から目を付けられることもないし、勤務時間中にパチンコ屋へ行くのは珍しいことではなかったようで、夫自身GAへ通ってパチンコ屋へ行かなくなっても、それを知らない同僚からはたびたび誘われることがあったと聞いていました。

 

そんな中で、今の(夫の得意なことを活かせる)会社の求人募集を知り、「パチンコ屋への誘惑がつきまとう上に、ブラックな職場」を離れられるならと、私は喜んで転職に賛成したのでした。

 

結局は、本人が変わっていなければいくら環境を変えたところで意味がないってことですね。

 

いや、ホントいい勉強になりました。(白目)

 

こちらの記事へつづく

 

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