夫とギャンブルと茶トラと私

夫のギャンブル依存が発覚してから、私がギャン妻を卒業するまでの道のり

自助グループにさえ行けばいいと思っていた

前回の記事はこちら

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※この記事は、2014年ごろの出来事について、思い出しながら書いています。

 

消費者金融で借り入れていた借金をすべて返し、あとは夫のギャンブル依存症からの回復のために動くのみとなりました。

 

そのために、事前に調べておいた「GA」というギャンブル依存症からの回復を目指す人たちの集まりである、自助グループへ参加することにしました。

 

GAは、実際にギャンブル依存症の人たちによって運営されているグループです。

当時、私たちが住んでいた地域はそこそこ田舎で、県内で活動しているグループは少なく、2ヶ所しかありませんでした。

 

しかし、幸いにもそのうちの1ヶ所は、普段からよく買い物に行くスーパーのすぐそばにありました。

 

GAには、私が買い物に行くついでに車で送ることにしました。

ついでと言いながらも、本当に行ってくれるのかが不安で、建物に入るまでを確認したいという気持ちが本音です。

 

 

初めてGAに参加した夫は、とても清々しい表情で、行ってよかった!と喜んで帰ってきました。

自分と同じ立場の人たちと出会えたこと、また、その人たちの話を聞くことで、自分自身を客観的にみることができたこと。

 

そして、今まで一人でもがき苦しんでいたことが、自分一人ではないという希望に変わったようでした。

 

夫には、ギャンブル依存症が発覚した後、「とにかくどんな小さなことでも嘘をつかないでほしい」とお願いしました。

 

どうしてもパチンコ屋に行きたくなったのなら、その気持ちも隠さずに、すぐに私に伝えてほしい、と。

 

夫には付き合っていたころから、「なんでこんなどうでもいいような嘘をつくんだろう」と思わされることが何度かありました。でも本当にどうでもいいことなので、特に追及することもありませんでした。

 

しかも、結構すぐばれるような嘘のつき方をします。

 

女である私が、嘘に気づくことに長けているのかもしれませんが、嘘をつくのが絶望的に下手なのに、簡単に嘘をつく。

 

思えば、ギャンブル依存症が発覚したきっかけも、夫のへたくそな嘘でした。コレ↓

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付き合っているころから前兆があったのに、それを見えないふりして結婚してしまったことに少し後悔もしています( ;∀;)

あの頃の私、見る目がなかったんだなぁ……。

 

 

さて、何度かGAに参加した夫に、「パチンコに行きたくなることある?」と聞いたことがあります。

 

すると夫は、自信に満ちた顔で「全然」と答えてくれました。

 

「ただ一度だけ、ふと気が付いたらパチンコ屋の駐車場にいたことがある」

とも話してくれました。

 

今まではなんでも完璧をふるまおうと嘘ばかりついていた夫が、ふと自分自身の弱い部分を話してくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。

(ちなみにそのあと、パチンコ屋の中まで入ることはなかったそうです。)

 

夫のギャンブル依存症が発覚してからというもの、私自身も強い不安感とストレスから、体調を崩すことが増えました。

 

その年は私の本厄の年でもあり(笑)この年は今まで生きてきた中で本当につらい一年でした。

 

健康優良児だった私が、こんなに病院のお世話になるのかというくらい、よく病院へ行っていました。

 

女の本厄恐るべし。(気をつけなはれやっ)

まぁ、そのおかげでいろいろな経験をすることもできたわけですが(=_=)

 

当時私たちの住んでいた地域では、GAの開催は毎月前半の週は日曜日、後半の週は土曜日となっていました。

 

夫の仕事は日曜日は完全に休みですが、土曜日は仕事になることも多々あります。

 

確実に行けるのは日曜日なのですが、台風だったり、借りている公民館の都合であったり、行ってみたらミーティングが中止になっていたことも何度かありました。

 

そうこうしているうちに、だんだんとGAから足が遠のいていくようになりました。

 

私も夫の様子を見ていて、きっともう大丈夫だと思っていたし、二人の休みが合うのが日曜日だけということも多かったので、二人で出かけることを優先にしていたというのも理由の一つです。

 

結論から言うと、この時夫のギャンブル依存は全く改善していませんでした。

この約1年後に、新しい、さらに大きな借金が発覚することになるのです。

 

GAについては、賛否両論あります。

合う人がいれば、合わない人もいます。

 

GAに行けば絶対に回復するという保証があるわけでもありません。

 

しかし、夫はGAのミーティングに参加することで、パチンコ屋へ向かうことを抑えられていたと思います。

 

ただ、GAへ参加することが少なくなると、誘惑に負けてしまうようでした。

 

 ↓こちらの記事へつづく

 

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